
今までの実績をもとにポートフォリオを作っていると、ほとんどの人が同じ壁にぶつかります。
作品の掲載数という壁ですが、たしかにWebデザインのキャリアが短いと実績も少ないのでペラペラなポートフォリオができあがります。
未経験でWebデザイナーやWeb業界に携わりたい人ならもっと悩む壁ではないでしょうか。
・実績が少ない
・経験がない
この問題は現実。このままではポートフォリオは非現実なものになります。
でも、ちょっとまってくださいね。
Webデザイナーって様々なキャリアの人や様々なカテゴリの人がいます。ベテランさんならチームを見ながらデザインできる人だったり、中間層なら数年後に会社を支えるポジションになるかもしれない。新人なら伸びしろをみて採用したりします。
さまざまなWebデザイナーが採用されているのにポートフォリオの作り方は同じでしょうか?
気づいてほしいのは今の状況にぴったりなポートフォリオを用意していけばいいのです。
このように考えていくと
・実績が少ない=少ない作品数をいかに多く見せるか
・経験が無い=経験以外でアピールできる見せ方はないか
問題を解決する糸口を発見する事ができますよね!

作品を工程ごとに分けてポートフォリオの掲載数を増やす方法
作品掲載数が少ないのは事実ですが、工夫次第でポートフォリオの作り方は変わってきます。
まず棚卸しした作品を分解してみましょう。
①構成
②カンプデザイン
③納品したデザイン
①と②は複数案あればそれぞれ棚卸ししましょう。イメージは逆三角形のような構図になります。
それぞれの工程でどのように事をヒアリングしてどんな事に気をつけて作ったのか書き出しましょう。
①と②を3案ずつ作ったとして、完成までに修正案も存在するはずです。これで合計8作品の掲載が可能となります。
作品を分解する事で必要なのは、ヒアリングや目的といった軸になるものです。
導きだした軸からブレずに作品が仕上がっていく様子をポートフォリオにまとめましょう。
増やした作品は各求人先に合わせてポートフォリオを再編集するともっと効果的です。続きは【関連記事】ポートフォリオの作品から「Webデザインができるな」と納得させる伝え方は?を確認してみてください。

ブラッシュアップした作品や展開パターンで作品数を増やす方法
結論から言うと未経験の人しかできない独自の方法です!
だから必ずやっておいた方が得です!
未経験の人は職業訓練校の課題やコミュニティないのお題といった仮想デザインで作品を作ります。
また、ご自身の好きなデザインで作品を作るといった事もできます。
まだまだ勉強しないといけない段階なので、ポートフォリオには勉強してきた作品を掲載するのが自然ですよね。
さらに他の人のポートフォリオより一歩先にいくには、ブラッシュアップをしておきましょう。
課題には期限がありデザインを突き詰める事ができない事もありますし、アドバイスをもらう事もありますよね。ポートフォリオにはその後のデザインを別作品として掲載するのもおすすめです。
例えば、バナー制作の課題で10作品作ったとします。アドバイスをもらって全て手直しをした場合、さらに10個の作品ができあがるのです。合計20個掲載できるのでポートフォリオに厚みがでます。
どのようなアドバイスをもらって、上手くできた事や気がついた事をしっかりポートフォリオの書いておくと面接官もデザインのコツが分かって勉強できていると好印象を持ってもらえるかもしれません。

ポートフォリオの作品掲載数を増やせない人の特徴
作品数を増せないのはWebデザインが完成していないのではないでしょうか?
たとえば、デザインのトレースにしても画像・テキストをしっかり再現しないといけないですが、中途半端に終了している作品もあります。バナーを作るにしてもラフ案で止まっている作品もあります。
ポートフォリオはあなたの作品集を紹介するものですが、もうひとつ別の意味があります。【関連記事】強いポートフォリオで挑め!Webデザイナーの上手な作品の作り方でこの真意をお伝えしているので完成作品がまだまだ少ないとお感じの人は確認してみてください。
このように未完成のデザインは掲載しにくいので、相談できる人にアドバイスをもらいながらまず完成させておきましょう。完成すればご紹介した方法で作品掲載数を増やしてポートフォリオを充実させればいいと思います。
coffeebreakの中の人(@ra_cer_X)です。
上手に作品数を増やそうね!